犬肉バカオ

内容紹介

貧乏だから正義だ！

とても不潔で汚らしい小男、犬肉バカオ！ 貧乏人で犬小屋に住んでいる。もちろん、学校中で
嫌われている。なぜならば、彼は臭いからだ。

しかし、彼は貧乏人なので金持ちを憎んでいる。なぜならば、金持ちがいるせいで、自分たちが貧乏なのだと、貧乏人どもは、ろくに働きもしないくせに考えるのは、世の常だからである。

彼はたまたま金持ちの家に生まれたやさしい同級生に、執拗につきまとう。とうとうバカオは彼にオシッコをかけ、さらに歯クソを顔面にこすりつけ、とどめに鼻水を無理矢理飲ませた。ショックを受けた同級生は学校にこなくなった！ 正義を為したと思い込む犬肉。こういう奴は世の中に多い。

©神田森莉