神なきものにあらばこそ

内容紹介

教師の佐伯真由は県内でも有名な私立の進学校へと赴任してきた。
その初日、虐められていた少年野中祐希と出会う。

学校に報告しても問題を真由に押し付けた事で、
野中を虐めから守るために常に傍らに寄り添うようになった真由。

野中はかつては成績優秀で、この学校でも一目を置かれていたが、両親が破産して失踪。
以降遠い親戚の家からこの学校に通い、高い学費を払うためにバイトをかけもちした事等、生活環境が大きく変わってしまった事で、成績も落ち込んでいく。
やがては、とりまきにいた友人たちもいなくなり。それまで嫉妬していた生徒達に復讐されるが如く虐めにもあう様になった。

一方、佐伯真由は既婚者であったが、夫の浮気が発覚以降というもの関係は冷え切っていた。しかし、もともと互いの仕事の都合上別居状態だった事でそれを契機に離婚する事もなく、今に至る……。

こうしてお互い自分の居場所を見失いつつあった生徒と教師は、
伴に過ごす内に禁断の関係へと至る。

二人は隠れて愛を育んでいたが、その幸せは短くすぐに終わりを告げる
ある時、野中を虐めていた生徒達にその関係がバレてしまったのだ。
-この学校に報告されたくなかったら俺たちの相手をしろ-

その脅迫に自分の事よりも自分の孤独と寂しさのせいで
一線を超えた関係となった少年の将来を悲観した真由は
断る事ができなかった。

全てが空回りしだしてからずっとひとりぼっちだった少年の眼の前で
ようやく自分を愛してくれる大切な人が蹂躙されていく。
それでも少年は自分の将来よりも愛する人と一緒にいたいと思う

ボロボロにされてしまった真由を抱きしめ
一緒にこの街から逃げようと告げる

真由はその言葉を受け入れたが
彼女は心の中である決断をしていた。

基本CG24枚
差分CG202枚
＆擬音文字無しバージョン収録

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